化学防護服 PERSONAL PROTECTION化学防護服 PERSONAL PROTECTION

NBC DisasterNBCテロ対応

NBC災害対応

NBC災害対応とは核(nuclear)、生物(biological)、化学物質(chemical)による特殊災害への対応のことを言います。また、CBRNE災害対応という表現もあり、化学(chemical)、生物(biological)、放射性物質(radiological)、核(nuclear)、爆発物(explosive)を指す頭字語です。「CBRNE対応」は、「NBC対応」の核(N)から放射性物質(R)を分離させ、更に爆発物(E)を新たに加えたものです。

日本での事故

NBC災害とは事故からテロリズムや事件、戦争まで幅広い事象が含まれます。我が国における核および放射性物質に関する災害では、第二次世界大戦中の広島・長崎の原子爆弾投下から始まり、99年の東海村JCO臨界事故、そして現在進行中の東日本大震災における福島第一原子力発電所事故まで含まれます。生物災害では96年のO157集団発生や2000年の雪印の食中毒事案があげられます。化学災害に関しては94年の松本サリン事件、95年の東京地下鉄サリン事件、2012年の日本触媒姫路製造所での爆発火災事故等は、未だに記憶に新しい事故・事案です。これらの事件や事故に対しては、被害拡大防止対策や救済活動が必要となったため、保護具の必要性が高まりました。

防護服の選定基準

一般的にNBC災害では、大量の被災者が出ることが想定され、低発生頻度でもその対応に特別な知識が必要であり、対処に当たる最前線の一次対応者(First responder)は通常の災害とは違う対応を求められることになります。通常の集団災害対応に加え、ゾーニング、防護、除染が必要となりますが、防護服はその防護において欠かせないPPE(個人用保護具)の一つです。防護服を選定する際の判断基準は、状況に応じてレベル(A-D)による判断であったり、JISによる判断(JIS T 8115やJIS Z 4809など)であったり、多岐にわたる複合的な判断が必要になってくると思われます。配備を計画される場合は、メーカ等専門業者で知見を持つ専門家と相談をしながら、適切な資機材の配備が必要となります。弊社にご連絡される場合は、弊社フリーダイヤルへご連絡いただければ、専門の担当者が責任を持って提案・サポートをさせていただきます。

防護服の使用用途