化学防護服 PERSONAL PROTECTION化学防護服 PERSONAL PROTECTION

Dirt Control汚れ対応

汚れ対応にも使用される防護服

一般的に防護服は特定の対象物から体を守るためにあり、その対象物によって必要とされる防護服の生地や形状が異なります。また、その対象物は通常人体に有害なものであると想定されています。

しかしながら、必ずしも人体には有害ではないが、「洗濯しても取れない」、「作業服に付着すると作業者に著しい不快感を与える」、ような「ガンコな汚れ」から作業服を守るという目的でも使われます。

産業分野としては、グリースや煤の汚れにばく露する作業が多い金属加工業や、ペンキやインク等を扱う塗装業や印刷業などで、防護服がよく使われます。

タイベック®防護服が選ばれる理由

防護服は通常「使い捨て」を前提にされており、防護服メーカは一般的に二次汚染防止の観点から、防護服の再利用をお勧めしません。しかしながら、この「人体に有害な影響を与えない汚れへの対応」という用途では、防護服を再利用して1回あたりのランニングコストを下げるユーザが多く見受けられます。また、使用都度防護服を廃棄する必要がある場合の、かさ高な産業廃棄物としての廃棄コストも決して小さくはありませんので、それがさらに防護服の再利用を助長していることも事実です。

その際に、タイベック®製防護服が選択される理由は、その生地が持つ物理強度の高さや洗濯等を経た後の耐久性から、複数回の利用にも耐え得ると判断されているからのようです。

またタイベック®製防護服が持つ大きな特徴である、幅広いバリア性(固体粉じんへの防護、ミスト状やスプレー状の液体に対する防護)と、快適性(生地の軽さと高い通気性の確保)も、ユーザによく選ばれているという理由です。

このように、必ずしも人体には有害ではない単なる汚れの防止であっても、タイベック®製防護服が選び続けられているわけは、このような背景にあるのです。

防護服の使用用途