化学防護服 PERSONAL PROTECTION化学防護服 PERSONAL PROTECTION

防護服の着脱方法

動画による着脱方法

新型インフルエンザ等感染症対応用装着方法

放射性粉じん対応用着脱方法

イラストによる着脱方法

新型インフルエンザ等感染症対応用装着方法

1.インナー

汗を吸い取り、動きやすい服装にします。

2.手袋、ソックスの着用

インナー手袋(ラテックス製)をはめます。
袖口から覆うように装着します。
ソックスはズボンの上に被せてはきます。

3.タイベック®ソフトウェアの着用

両足、両腕を通し、ファスナーを首の下あたりまで閉めます。

4.シューズカバーの着用

靴を履き、シューズカバーを装着します。
シューズカバーはタイベック®ソフトウェアの裾を覆い、紐で結びます。

5.マスク、ゴーグルの装着

必ずフィットテストを行ない、隙間のないように装着します。
ゴーグルは事前にゴムバンドを調節してからかけます。

6.防護服のフードを被る

フードをかけるときに、髪の毛が出ないように深く被ります。
あごの下までファスナーをしっかり上げます。
ファスナーを密閉するようにファスナーカバーを口元部分まで貼り付けます。

7.アウター手袋の装着

タイベック®ソフトウェアの袖の上にくるように深くはめます。

8.完了

新型インフルエンザ等感染症対応用脱衣方法

1.事前準備

シューズカバー、アウター手袋の消毒を行い、シューズカバーのひもを解きます。

2.アウター手袋を外す

片方の手袋を裏返しながら外します。
裏返った手袋で、もう一方の手袋をつかみ、同様に裏返しながら外します。
手袋を外す際に「パチン」と音を立てないように静かに外します。

3.タイベック®ソフトウェアを脱ぐ(1)

3-1.前ファスナーを一番下まで下ろし、皮膚や毛髪に触れないようフードを外します。

3-2.介助者の手を借り、肩から脱ぎます。

3-3.手を袖の中に入れ、後手に片方の手を脱ぎます。

3-4.両手を脱ぎます。

<悪い例>
腕を交差させるとインナーにウイルスが付着する可能性があります。

4.タイベック®ソフトウェアを脱ぐ(2)

表を内側に丸め込むように脱ぎ、シューズカバーも一緒に外します。
インナー手袋はまだ外さないようにします。

5.ゴーグルを外す

衣服に外側の面が触れないように、注意してゆっくり外します。

6.マスクを外す

マスクの表側に手を触れないように頭ひもをつかんで外します。

7.インナー手袋を外す

表面を消毒した後、アウター手袋同様の方法で裏返しながら手袋を外します。

8.完了

アスベスト対応用装着方法

1.装着準備と点検

各装備品に損傷がないかどうか、目視により確認をします。

2.防護服(保護衣)の装着

防護服(保護衣)を装着し、ファスナーを胸まで引き上げます。
フードはまだ被りません。

3.シューズカバーの装着

シューズカバーを履き、ひもをしっかりと締めます。
(シューズカバーは防護服(保護衣)の下に装着します)

4.呼吸用保護具(防じんマスク)の装着

防じんマスクを装着します。その際、機密性が保たれているかどうかを確認します。

●フィットテスターがある場合
フィルターにゴム製のフィットテスターをつけ、両端の突起物をつまみ、吸気口をふさいだ状態で息を吸います。
空気が入らず、面体が顔に吸い付くのを確認できれば装着完了。

●フィットテスターがない場合
手のひらで吸気口を押さえて、息を吸い込む。
それ以上吸い込まなければ装着完了。

5.フードの装着と粘着テープの貼り付け

防護服(保護衣)のフードを頭に被ります。
ファスナーカバーに粘着テープが装着されているタイプは粘着テープを貼り付け、あごカバーがあるものは隙間ができないように貼り付けます。

6.シューズカバーのテーピング

シューズカバーと防護服(保護衣)の接合部分をテーピングします。

7.防じんマスクとフードのテーピング

防じんマスクと防護服(保護衣)のフードの接合部分をテーピングします。

8.保護手袋と保護帽の装着

保護手袋と保護帽を装着し、手袋と防護服(保護衣)の接合部分をテーピングします。その際、保護手袋は防護服(保護衣)の下に納めます。

注意点

  • ・装着は各段階で互いに確認をしながら行うため、更衣室内にて必ず作業者2名以上で行ってください。
  • ・テーピングする際は、隙間から石綿粉じんが入り込まないよう、接合部分をしっかりと覆います。特に防じんマスクとフードのテーピングは、防じんマスクの気密性を守るため、隙間ができないよう十分に注意してください。

アスベスト対応用脱衣方法

1.石綿粉じんの事前除去

2名一組になり、HEPAフィルター付真空掃除機およびウエットティッシュで、防護服(保護衣)などに付着した石綿粉じんを取り除きます。
同様に、保護帽もHEPAフィルター付真空掃除機で石綿粉じんを取り除き、その後、ウエットティッシュできれいに拭きます。
※この作業だけで石綿粉じんをすべて除去することはできませんので、注意してください。

2.保護手袋に付着した石綿粉じんの除去

ウエットティッシュで保護手袋を拭き、付着した石綿粉じんを取り除きます。

3.防じんマスクに付着した石綿粉じんの除去

ウエットティッシュで防じんマスクを拭き、付着した石綿粉じんを取り除きます。

4.シューズカバーのテーピングを外し、シューズカバーを脱ぐ

シューズカバーのテーピングを外して、シューズカバーを脱ぎます。
脱いだシューズカバーは、石綿廃棄袋へ捨てます。

5.防じんマスクと防護服(保護衣)のテーピングを外す

防じんマスクと防護服(保護衣)のテーピングを外します。

6.手袋のテーピングを外す

手袋のテーピングを外します。

7.防護服(保護衣)の脱衣

防護服(保護衣)を脱ぎます。
その際、汚染された側が内側になるよう、丸めながら脱ぎます。
脱いだ防護服(保護衣)は石綿廃棄物袋に捨てます。

8.保護手袋の脱衣

保護手袋を外します。その際、汚染されている側が内側になるよう、裏返しにします。脱いだ保護手袋は石綿廃棄物袋へ捨てます。

9.シャワーを浴びる

防じんマスクを装着した状態でエアシャワーまたはウォーターシャワーを浴び、付着した石綿粉じんを除去します。

10.防じんマスクの脱衣

更衣室に入ってから、防じんマスクを外します。
防じんマスクのフィルターを外し、石綿廃棄物袋に捨てます。
防じんマスク全体を水で洗い流し、ドライクロスで拭いた後、専用の保管庫で保管します。
その後、手洗いを行います。

11.うがいと手洗いの徹底

セキュリティゾーンを出た後に、洗面所などでうがいと手洗いを再度しっかりと行います。

注意点

  • ・一度着用した(汚染された)防護服(保護衣)を再使用すると、作業者が石綿に汚染される可能性が高くなります。また、管理区域(汚染区域)外に出る際に、防護服(保護衣)を破棄することにより、周辺環境や作業者への二次汚染を防ぐことができます。
  • ・防護服(保護衣)保護具を脱衣する際は、二次汚染を防ぐため、石綿粉じんをしっかりと除去することが重要です。
  • ・防護服(保護衣)や保護手袋、シューズカバーを廃棄する場合は、二次汚染防止のため、必ず汚染されている側が内側になるよう裏返しにし、丸めながら脱ぎます。

デュポン™タイケム®防護服の着脱方法

タイケム®2000/タイケム®6000防護服の着脱方法

イラストによる着脱方法

化学物質・化学薬品対応用装着方法
(タイケム®2000 の場合)

1.事前準備

1-1. 必ず介助者と共に着脱してください。
綿など吸汗性に優れ万一の場合廃棄可能な長袖・長ズボンの動きやすい服を選びます。

1-2. 防護服に破れや不具合がないか確認します。インナー手袋に空気を入れ、穴がないことを確認します。

2.ソックスの着用

最初に靴を脱ぎ、ズボンにソックスを被せて履きます。

3.タイケム®2000 の着用

3-1. 座った状態で防護服に足を通します。
防護服の裾を膝下程度まで引き上げます。
化学防護長靴を履き、防護服の裾を化学防護長靴に被せます。

3-2. 腕を通します。
ファスナーは一旦胸の上の方で止めます。

4.手袋の着用

インナー手袋をはめ、次にアウター手袋をはめます。
アウター手袋は防護服に被せます。

5.袖口の目止め

介助者はアウター手袋と防護服の繋ぎ目を目止めします。この時、取り外しやすいようにテープの端を折り込みます。

6.全面形呼吸用保護具の着用

装着後はマスクメーカーが推奨するフィットテストを行ないます。
毛髪の巻き込みを防止するためヘアキャップを被ると有効です。

7.タイケム®2000 の着用

7-1. 介助者は防護服のフードを被せ、顎の下までファスナーをあげます。

7-2. 防護服のファスナーカバーを貼ります。顎カバーもしっかり貼り付けます。

8.フード周りの目止め

防護服と全面形呼吸用保護具の接続部分を目止めします。フード周りは湾曲しているので細かく切りながら目止めします。

9.裾口の目止め

裾口まわりも目止めします。
屈んだりする際に突っ張らないように少し余裕を持って貼り付けましょう。

8.完了

現場の状況によってはヘルメットを着用します。
介助者は問題がないか最終チェックをします。

化学物質・化学薬品対応用脱衣方法
(タイケム®2000 の場合)

1.事前準備

1-1. 清浄区域・管理区域を設けます。
脱衣は管理区域で行い、脱衣後は清浄区域に移動します。

1-2. 脱衣の前に必ず除染をしてください。

1-3. 防護服が汚染されている場合、またその恐れがある場合は介助者も防護服、呼吸用保護具等を装着してください。

2.アウター手袋を外す

介助者はテーピング部分を外します。袖口をつまんで、裏返しにして外します。

3.タイケム®2000 を脱ぐ

3-1. 介助者はヘルメットを外し、マスク周辺や裾口のテーピングを外します。マスクは専用の廃棄箱に入れます。顎カバーとファスナーカバーを外します。

3-2. 防護服の上半身のファスナーを下げ、皮膚や毛髪に触れないようにフードを外します。
椅子に座る前に防護服を膝下まで下ろします。
表を内側に丸め込むように脱ぎます。手袋をした手でインナーを触らないようにします。

4.マスクを外す

全面形呼吸用保護具はマスクメーカーが推奨する適切な外し方をする。

5.インナー手袋を外す

インナー手袋は袖口をつまみ、裏返しながら外す。

6.完了

ヘアキャップは防護服と同じ廃棄箱に廃棄してください。洗顔・うがい・手洗いを行ってください。

アスベスト対応用装着方法

1.装着準備と点検

各装備品に損傷がないかどうか、目視により確認をします。

2.防護服(保護衣)の装着

防護服(保護衣)を装着し、ファスナーを胸まで引き上げます。
フードはまだ被りません。

3.シューズカバーの装着

シューズカバーを履き、ひもをしっかりと締めます。
(シューズカバーは防護服(保護衣)の下に装着します)

4.呼吸用保護具(防じんマスク)の装着

防じんマスクを装着します。その際、機密性が保たれているかどうかを確認します。

●フィットテスターがある場合
フィルターにゴム製のフィットテスターをつけ、両端の突起物をつまみ、吸気口をふさいだ状態で息を吸います。
空気が入らず、面体が顔に吸い付くのを確認できれば装着完了。

●フィットテスターがない場合
手のひらで吸気口を押さえて、息を吸い込む。
それ以上吸い込まなければ装着完了。

5.フードの装着と粘着テープの貼り付け

防護服(保護衣)のフードを頭に被ります。
ファスナーカバーに粘着テープが装着されているタイプは粘着テープを貼り付け、あごカバーがあるものは隙間ができないように貼り付けます。

6.シューズカバーのテーピング

シューズカバーと防護服(保護衣)の接合部分をテーピングします。

7.防じんマスクとフードのテーピング

防じんマスクと防護服(保護衣)のフードの接合部分をテーピングします。

8.保護手袋と保護帽の装着

保護手袋と保護帽を装着し、手袋と防護服(保護衣)の接合部分をテーピングします。その際、保護手袋は防護服(保護衣)の下に納めます。

注意点

  • ・装着は各段階で互いに確認をしながら行うため、更衣室内にて必ず作業者2名以上で行ってください。
  • ・テーピングする際は、隙間から石綿粉じんが入り込まないよう、接合部分をしっかりと覆います。特に防じんマスクとフードのテーピングは、防じんマスクの気密性を守るため、隙間ができないよう十分に注意してください。

動画による無塵衣の着脱方法

デュポン™タイベック®アイソクリーン®無塵衣(2次ガウン)の着脱方法

防護服の基礎知識

  • 透過データの検索方法
  • 動画で見る実験ムービー
  • 動画による化学防護服講座
  • 熱中症対応