化学防護服 PERSONAL PROTECTION化学防護服 PERSONAL PROTECTION

着用時の遮熱・熱中症対策

防護服の着用時に気をつけたいこと:ヒートストレス対策(熱中症対策)

まずもって一般的に人体の核心温は42℃が限界といわれており、地球レベルでも大気温の上昇が近年顕著になっていることは周知の事実かと思います。そんな中で、労働安全衛生の世界でも、「ヒートストレス対策・熱中症対策」に近年特に注目されるようになりました。

体温調整は熱放散(伝導・対流・輻射・蒸発)と熱産生(食事・運動)のバランスによるもので、物理的な身体での調節としては血管拡張(体表面が赤くなる)、発汗(汗をかく)、避暑行動(服を脱ぐなど)という形で調節されます。

その調整をもってしても調整できなくなってしまったとき、いわゆる「熱中症」という事態に陥ります。熱中症とは高温環境を主因とする多彩な症状の総称で、熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病などの個々の症状を包括する言葉ですが、近年の熱中症への注目の高まりから、これらの個々の症状もよく目にするになりました。また、報道でも東京電力福島原子力発電所で防護服を着用して作業している作業員の方が熱中症により死亡した事案は大きな社会問題にもなりました。

最近の事例や統計をみると、特に症状を訴えないで死亡災害に至るケースが多いこと、馴化未熟時での発症しやすいこと(はじめて暑くなった日や久しぶりに暑くなった日に救急搬送されることが多い)、7-8月に災害が起こりやすいこと、必ずしも南日本だけでの疾患ではなく日本全体満遍なく起こっていること、高齢者ほど熱中症になりやすいこと、身体活動量が大きいことと発症に相関があること、などが挙げられます。

適切な作業負荷(時間・作業内容)、身体を守るための保護具の手当て、温度等の適切な管理は作業者を管理する事業者に課せられた使命です。難しいところは、時として安全を守る労働安全衛生保護具が、その着用によって暑くなり、熱中症を助長する可能性もゼロではありません。ですので、適切な保護具の運用も大事ですが、適切な作業管理、作業環境管理、そして健康管理の労働安全衛生の3管理をバランスよく運用していくことが必要です。

また、弊社防護服とセット活用できる熱中症対策製品も近年上市されています。これは防護性能を維持したまま、快適性を提供する製品ですので、是非弊社防護服と合わせてご検討ください。

防護服の基礎知識