住宅は「雨風をしのげれば」から発展し、今や冬、寒くない高気密・高断熱が
当たり前になってきております。しかしながら、同時にその弱点も明らかになってきました。
そこで注目されているのが、熱を反射する「遮熱」です。
夏場、外装材や屋根を触ってみると、
思わず手を引っ込めるくらいに熱くなっています
(通常、50度を超えると言われています)。※1
家はこれらの熱源に包まれています。
熱源の正体は赤外線ですが、この赤外線は、
アルミなどで反射することが出来ます。
アルミで包むと電子レンジで温められないのは、
アルミによりエネルギーが反射されるからです。※2
このように、放射熱エネルギーを反射するのが、遮熱です。
これを応用した遮熱建材は、アルミ層により赤外線を反射し、
快適な室内環境に貢献します。
遮熱住宅はアルミの力を利用して熱をはね返すので屋根や壁に熱を溜め込みません。
そのため、日中だけでなく日が落ちてからも、より涼しく快適に過ごせます。
一般的な住宅では室内の熱が徐々に外へ放射されますが、
遮熱住宅では熱を逃がさないアルミの力を利用して魔法瓶のような状態を作り出すので、
よりいっそう室内を暖かく保ちます。
壁面への工事は、通常の透湿防水シートの代わりに使うだけで手間がかかりません。
外壁とタイベック®シルバーの間にしっかり熱を反射する通気層を作ります。
屋根への工事はひと手間かかりますが、設計変更を伴うほどではありません。
垂木の下に施工することにより、熱を持った合板から放射される輻射熱を反射させる屋根裏施工をお勧めします。
屋根裏へは下記のような施工を推奨しています。
一定築年数のある住宅では、十分に断熱されていないこともあり、夏は外気の影響で室内温度が上がり、
冬はなかなか暖まらないものです。室内にいても熱中症になったり省エネが叫ばれている昨今、
これからやってくるであろう猛暑を前に、タイベック®シルバーの屋根裏への遮熱施工が効果を発揮します。
普段、あまり確認することのない屋根裏の野路合板の腐れや釘穴からの雨漏りがないかも併せてチェックしてもらいましょう。
タイベック®シルバーは、屋根裏の寸法に合わせ裁断し扱いやすいように小巻にしておいてもらいます。
タイベック®シルバーを丁寧に鋲留めしていきます。準備を含め、2人掛かり約4時間で施工が完了! この例のように、垂木下に施工する事が困難な既存物件の場合は、天井裏(天井下地材)への施工をお奨めします。また、この後、断熱材を施工することも考慮してアルミ面を室内側にしています。アルミはその低い放射率で夏場の熱放射を約15%にまで抑えます。また冬は室内からの輻射熱を約85%反射します。アルミ面が空気に触れていれば、アルミ面を外側に向けても、内側に向けても効果は同様に得られます。
屋根裏へは下記のような施工を推奨しています。
完成したばかりの遮熱住宅で見学会を行い、参加された7名(女性)の方に、実際に体験された感想をうかがいました。
【Q】完成見学会に参加して、遮熱の効果を体感できましたか? また、その理由も教えてください。
すべての参加者が遮熱効果を体感できたと答えています。
【Q】マイホームを建てる際、「タイベック®シルバー」を使用してみたいと思いますか?また、その理由も教えてください。
すべての参加者が使用してみたいと答えています。