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建て方、造作、現場監督、透湿防水シートの施工までこなす基本に忠実、オールマイティ棟梁

黙々と作業を進める岡野さんに、半ば強引にお話をお聞きしました。

岡野 英明Okano Hideaki
佐藤工務店 従事年数14年 (年齢33歳)

Interview / 黙々と作業を進める岡野さんに、半ば強引にお話をお聞きしました。

棟梁が現場監督もやってます、(岡野)

-岡野さんは、この現場の棟梁とお伺いしていますが透湿防水シートも棟梁が張るのですか?

この現場の外壁は、レンガになる予定なので、
外壁工事するのは、レンガ屋さんになりますが、
その下地になる透湿防水シートと胴ぶちの施工は、自分がやってます。

  • サッシを取り付ける前にタイベックを張る「シート先張り工法」。タイベックの施工も丁寧です。
  • 現場にひとりで入るときは、棟梁と現場監督を兼務している分、すべて自分でやらなくてはならない。日が暮れても作業が続くこともしばしば。

-なんと棟梁の仕事は幅広い!

そうですね、それに、うちは最近の"長期優良住宅"にも力を入れていますが、
昔ながらの大工建築なので、棟梁が現場監督を兼務しているんですよ。

  • 構造体の施工を曲尺(さしがね/直角定規)を当てて確認。
  • 予め釘を打つ場所に印を付けておく。美しい施工のためには、効率のいい手順も重要です。

-現場を良く知る技術者が責任を持って
監督をするというのはとても頼もしいですね。でも、とても忙しいですね。

今、ここの現場ともうひとつの現場があるので、最近はちょっと立て込んでます。
他の職人さんが入っていない日だったりすると、一人なので休憩を挟むのを忘れてしまうことがあります(笑)。

雨仕舞いは、基本の手順を守ることが大事。(岡野)

―タイベックの施工もきれいですね。施工のポイントとかありますか?

自分は、サッシを取り付ける前にタイベックを先に張りますね。
その方が、ヨレがなく、きれいにできます。
あらかじめ下地の板に墨を打っておいて、1列目は、その腺に合わせて貼ってます。
2列目以降は、シートにある重ねしろ線に合わせれば、自然とまっすぐに貼れます。

  • 狭い場所に入って真剣な表情で器用に釘打機を扱う岡野さん。
  • 図面を横に、工程を確認しながら焦らず丁寧に現場での作業を続けます。

―シート先張り工法ですね。施工手順とかは、ここ数年変わりありませんか?

2年ぐらい前に瑕疵担保保険が始まったので、
そのときに設計施工基準や建築雑誌などを使って、
社内で研修をしましたが、大きくは変わっていませんね。

  • 配管の周囲は、タイベック®ハウスラップと配管の隙間に雨水が入り込まない ようにテープでしっかりと防水していきます。
  • サッシを取り付ける前の開口部の枠も、雨水が浸入しないようにしっかりテープで補強します。

―現場では、納まりが難しいところとかありますよね。

そうですね、ただ、基本になる手順を意識すれば、迷うことはほとんどないです。

―たとえばどういうことですか?

テープの張る順番とかですかね。
テープを上からはっていくと、水がテープとテープの間に入ってしまうリスクがでてくるので、
必ず下から張って、上からテープが被さるようにします。

―そうですね、基本を常に意識するというのは大切なことですね。今日は、お話をお伺いできて楽しかったです。お忙しいなか、ありがとうございました。

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